『キューポラのある街』(1962)、『非行少女』(1963)などの浦山桐郎による作品。1980年代前半、NHK総合テレビで放送されたドラマシリーズの映画化にして完結編。
被爆したことから原爆症を患い、余命半年を宣告された女性・夢千代が、ある過去を持つ旅芸人・宗方と出会ったことから最期の時間を過ごす様子が描かれます。
ドラマシリーズで描かれてきた夢千代の最期の物語が描かれているのが見どころ。不幸を抱える旅芸人と過ごす時間を儚くも温かに見せています。
吉永小百合が演じる主人公が、様々な人と出会い関係を築いていく内容は感動的。脇を固める北大路欣也、樹木希林らの活躍も光ります。
監督・浦山桐郎は54歳で急逝したことから今作が遺作に。人生についてをテーマにした作品だけにより考えさせられる内容となっています。
放送情報
夢千代日記BS260 BS松竹東急
2024/4/2(火) 20:00-22:30
作品概要
1985/日本 上映時間128分スタッフ
監督 | 浦山桐郎 |
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プロデューサー | 岡田裕介 |
佐藤雅夫 | |
坂上順 | |
斎藤一重 | |
脚本 | 早坂暁 |
撮影 | 安藤庄平 |
美術 | 井川徳道 |
編集 | 玉木濬夫 |
音楽 | 松村禎三 |
キャスト
役名 | 俳優 |
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夢千代 | 吉永小百合 |
宗方勝 | 北大路欣也 |
菊奴 | 樹木希林 |
紅 | 田中好子 |
兎 | 名取裕子 |
山科東窓 | 浜村純 |