市川雷蔵を主演に据えた、のちに『剣』(1964)、『剣鬼』(1965)と続く"剣"三部作の一作目。
原作は『眠狂四郎』シリーズでも知られる柴田錬三郎の同名小説です。
小諸藩士である高倉信吾が、襲撃を受け臨終間際の養父から自分の出生の秘密を聞いたことから、その運命が大きく動く様子を描きます。
『座頭市物語』(1962)など、数多くの時代劇映画を手掛けてきた三隅研次が原作小説の世界観を見事に映像化。
高倉信吾が使う"三絃の構え"を再現しているのも映像化の利点と言えるでしょう。
数奇な運命を歩むこととなる高倉信吾を市川雷蔵が好演している点にも注目です。
放送情報
斬る 4Kデジタル修復版BS103 BSプレミアム
2022/9/28(水) 13:00-14:12
<過去の放送>
2021/11/1(月) 13:00-14:12
作品概要
1962/日本 上映時間72分スタッフ
監督 | 三隅研次 |
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脚本 | 新藤兼人 |
原作 | 柴田錬三郎 |
撮影 | 本多省三 |
美術 | 内藤昭 |
編集 | 菅沼完二 |
音楽 | 斎藤一郎 |
キャスト
役名 | 俳優 |
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高倉信吾 | 市川雷蔵 |
山口藤子 | 藤村志保 |
高倉芳尾 | 渚まゆみ |
田所佐代 | 万里昌代 |
田所主水 | 成田純一郎 |
千葉栄次郎 | 丹羽又三郎 |
多田草司 | 天知茂 |