アメリカ人作家セオドア・ドライサーの小説『アメリカの悲劇』(1931)を原作に、監督ジョージ・スティーヴンス(『シェーン』、『ジャイアンツ』など)、主演モンゴメリー・クリフト(『赤い河』、『私は告白する』など)で映画化した作品。
母子家庭で恵まれない環境で育った青年ジョージが、普通の家庭で育ったアリスと、裕福な家庭で育ったアンジェラ、二人の女性の間で揺れる姿を描きます。
あらすじだけ見ると、ロマンス映画のように思えますが、それだけでないのが本作の見どころ。
生まれた環境がその後の人格を形成することを感じさせるストーリーは、名作の名に恥じない深いものとなっています。
第24回アカデミー賞(1951年度)では、9部門ノミネート、6部門受賞(監督賞、脚色賞、撮影賞(白黒)、衣装デザイン賞(白黒)、編集賞、作曲賞)という実績も残しました。
そうした、映画としての高いクオリティを誇ることも魅力の一作です。
放送情報
陽のあたる場所【字幕】BS103 BSプレミアム
2021/6/30(木) 13:00-15:03
<過去の放送>
2021/9/9(木) 13:00-15:03
作品概要
原題:A Place in the Sun1951/アメリカ 上映時間122分
スタッフ
監督 | ジョージ・スティーヴンス |
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製作 | ジョージ・スティーヴンス |
脚本 | マイケル・ウィルソン |
ハリー・ブラウン | |
原作 | セオドア・ドライサー |
撮影 | ウィリアム・C・メラー |
美術 | ハンス・ドライヤー |
ウォルター・テイラー | |
衣装 | イーディス・ヘッド |
編集 | ウィリアム・ホーンベック |
音楽 | フランツ・ワックスマン |
キャスト
役名 | 俳優 |
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ジョージ | モンゴメリー・クリフト |
アンジェラ | エリザベス・テイラー |
アリス | シェリー・ウィンタース |
マーロウ | レイモンド・バー |
ベローズ | フレッド・クラーク |