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【BSプレミアム】ベニスに死す

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トーマス・マンによる中編小説(小説では「ヴェニスに死す」と表記)を、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1942)や『山猫』(1963)などのルキーノ・ヴィスコンティが監督をした作品。
ヴェニス(イタリア・ヴェネチア)を舞台に、保養のため現地を訪れていた作曲家アッシェンバッハが、ポーランド人の美少年タジオに恋をし、彼を追う姿が描かれます。
あらすじからも分かるように、本作のテーマとなっているのは同性愛です。
今でこそ多様性として受け入れられつつあるテーマですが、1971年当時を考えると映像化に踏み切ったのは英断だと言えます。
そのテーマを受け入れやすくしているのが、タジオ役を演じたビョルン・アンドレセンの存在です。
『世界で一番美しい少年』(2021)でも取り上げられた、彼の美しく儚げな存在感は作品の根幹に大きな影響を与えていると言っても過言ではないでしょう。
彼を追うダーク・ボガード(アッシェンバッハ役)の味のある演技にも注目です。

放送情報

ベニスに死す【字幕】
BS103 BSプレミアム
2022/6/9(木) 13:00-15:12

作品概要

原題:Death in Venice
1971/イタリア、フランス、アメリカ 上映時間131分

スタッフ

監督 ルキーノ・ヴィスコンティ
製作 ルキーノ・ヴィスコンティ
製作総指揮 マリオ・ガロ
ロバート・ゴードン・エドワーズ
脚本 ルキーノ・ヴィスコンティ
ニコラ・バダルッコ
原作 トーマス・マン
撮影 パスクワーレ・デ・サンティス
美術 フェルナンド・スカルフィオッティ
衣装 ピエロ・トージ
編集 ルッジェーロ・マストロヤンニ
音楽 グスタフ・マーラー

キャスト

役名 俳優
アッシェンバッハ ダーク・ボガード
タジオ ビョルン・アンドレセン
タジオの母親 シルヴァーナ・マンガーノ
アッシェンバッハ夫人 マリサ・ベレンソン
ルフレッド マーク・バーンズ
ホテル支配人 ロモロ・ヴァリ
タジオの家庭教師 ノラ・リッチ