サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックが『裏窓』と同年1954年に監督をした代表作のひとつ。
元テニスプレイヤーのトニーが妻マーゴの保険金目当てに暗殺を謀るものの、思わぬ事態から罪の隠蔽に走らなくてはならなくなる姿を描きます。
最初から犯人も動機もトリックも分かっている、いわゆる倒叙ミステリーの型を取った内容が見所。
追い詰められながらもスマートに警察を欺いていくレイ・ミランド(トニー役)と、犯人に仕立て挙げられていくグレース・ケリー(マーゴ役)の好演もあり、見ごたえ十分なサスペンスに仕上がっています。
また、本作は3D公開された珍しい作品。
ヒッチコック監督作では唯一の3D映画となっており、そうした演出を意識した映像表現にも注目です。
放送情報
ダイヤルMを廻せ!【字幕】BS103 BSプレミアム
2021/6/30(水) 13:00-14:46
作品概要
原題:Dial M for Murder1954/アメリカ 上映時間105分
スタッフ
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
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製作 | アルフレッド・ヒッチコック |
脚本 | フレデリック・ノット |
原作 | フレデリック・ノット |
撮影 | ロバート・バークス |
美術 | ジョージ・ジェイムズ・ホプキンズ |
衣装 | モス・マブリー |
編集 | ルーディ・ファー |
音楽 | ディミトリ・ティオムキン |
キャスト
役名 | 俳優 |
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マーゴ・ウェンディス | グレース・ケリー |
トニー・ウェンディス | レイ・ミランド |
マーク・ハリデイ | ロバート・カミングス |
ハバード警部 | ジョン・ウィリアムズ |
スワン・レズゲイト | アンソニー・ドーソン |
ピアソン | パトリック・アレン |