『西部開拓史』(1962)や『ネバダ・スミス』(1966)などのヘンリー・ハサウェイ監督による戦争映画です。
実在したドイツ陸軍エルヴィン・ロンメルの生涯を、捕虜であったデズモンド・ヤング准将の手記を原作に再現したという作品となっています。
第二次世界大戦後の1951年にアメリカで制作された作品ながらも、ドイツ軍人にフォーカスしているというのはなかなかに特殊です。
当時、あまり迎合されなかったという背景を考えながら見るのも面白いでしょう。
また、作中では原作の手記を書いたデズモンド・ヤング自身が本人役を務めており、これも戦後すぐに制作された作品ならでは。
ロンメル将軍を演じたジェームズ・メイソンのキャリアハイの演技にも注目です。(彼は2年後、1953年の作品『砂漠の鼠』でもロンメル将軍を演じています)
放送情報
砂漠の鬼将軍【字幕】BS103 BSプレミアム
2021/6/21(月) 13:00-14:30
<過去の放送>
2020/12/1(火) 13:00-14:30
作品概要
原題:The Desert Fox: The Story of Rommel1951/アメリカ 上映時間88分
スタッフ
監督 | ヘンリー・ハサウェイ |
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製作 | ナナリー・ジョンソン |
脚本 | ナナリー・ジョンソン |
原作 | デズモンド・ヤング |
撮影 | ノーバート・ブロダイン |
美術 | トーマス・リトル |
スチュアート・A・レイス | |
衣装 | エドワード・スティーヴンソン |
編集 | ジェームズ・B・クラーク |
音楽 | ダニエル・アンフィシアトロフ |
キャスト
ロンメル | ジェームズ・メイソン |
カール・ストローリン | セドリック・ハードウィック |
ロンメル夫人 | ジェシカ・タンディ |
ヒトラー | ルーサー・アドラー |
バーグドロフ将軍 | エヴェレット・スローン |
デズモンド・ヤング | デズモンド・ヤング |
ストーリー
第2次世界大戦下のアフリカ戦線。ドイツ軍のロンメル将軍(ジェームズ・メイソン)は、最前線の過酷な状況を顧みない上層部の判断に不満を募らせていた。
やがてその怒りは、ロンメル将軍をヒトラー総統の暗殺計画に向かわせる。