日本の名匠・黒澤明が晩年期に監督した作品です。
長崎原爆をテーマに、孫の世代を中心とした物語を展開しています。
鉦の甥クラーク役にリチャード・ギアを起用していることから日本国外からも注目されていました。
しかし、評価は各種レビューサイトでギリギリ3点台平均と、決して高くありません。
その理由とも言われるのが、黒澤流の反戦・反核メッセージです。
この描き方は賛否両論わかれており、それが評価にも影響しているという訳なんですね。
その賛否は、ぜひこの作品を見て決めてみて下さい。
放送情報
八月の狂詩曲BS260 BS松竹東急
2024/8/9(土) 20:00-22:01
<過去の放送>
2020/8/5(水) 19:50-21:54 ⇒ BSテレ東
作品概要
1991/日本 上映時間98分スタッフ
監督 | 黒澤明 |
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製作 | 黒澤明 |
製作総指揮 | 奥山融 |
脚本 | 黒澤久雄 |
原作 | 村田喜代子 |
撮影 | 斎藤孝雄 |
上田正治 | |
美術 | 村木与四郎 |
衣装 | 黒澤和子 |
大塚満 | |
編集 | 黒澤明 |
音楽 | 池辺晋一郎 |
キャスト
役名 | 俳優 |
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鉦 | 村瀬幸子 |
縦男 | 吉岡秀隆 |
クラーク | リチャード・ギア |
町子 | 茅島成美 |
たみ | 大寶智子 |
信次郎 | 伊崎充則 |
良江 | 根岸季衣 |
登 | 河原崎長一郎 |
忠雄 | 井川比佐志 |
ストーリー
夏休みに、長崎のとある田舎に住む祖母・鉦のもとを訪れた4人の孫たち。都会に暮らす孫たちは田舎に退屈さを感じながらも、長崎の街に残された戦争の傷跡や鉦の体験を聞き、戦争への理解を深めていく。
そこへ、鉦の甥に当たるアメリカ人クラークが来日する。
戦争の話を聞いた孫たちは、彼の存在に複雑な心境を抱く。