『哀愁』(1940)、『心の旅路』(1942)などの名作を監督してきたマーヴィン・ルロイによるスリラー作。
母親クリスティーンが8歳の娘ローダが同級生の少年の死に関わっているのではないかと疑い始める姿が描かれていきます。
子供の純粋な悪の心にフォーカスしたストーリー、見せ方が衝撃的なのはもちろん、それらを実現したキャスト陣の尽力も素晴らしいものがあります。
中でも、ローダ役を演じたパティ・マコーマックの演技には注目。
11歳ながらも大人をゾッとさせるような、底知れない不気味な雰囲気を醸し出す表現力は圧巻です。(ちなみに彼女は1954年に公演された同作のブロードウェイ版でも同じ役を演じています)
なお、彼女は第29回アカデミー賞(1956年度)では助演女優賞にもノミネートされています。
放送情報
悪い種子【字幕】BS103 BSプレミアム
2022/7/21(木) 13:00-15:10
<過去の放送>
2021/9/23(木) 23:15-25:25
作品概要
原題:The Bad Seed1956/アメリカ 上映時間130分
スタッフ
監督 | マーヴィン・ルロイ |
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製作 | マーヴィン・ルロイ |
脚本 | ジョン・リー・メイヒン |
撮影 | ハル・ロッソン |
美術 | ジョン・ベックマン |
衣装 | モス・メイブリー |
編集 | ワーレン・ロー |
音楽 | アレックス・ノース |
キャスト
役名 | 俳優 |
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クリスティーン・ペンマーク(母) | ナンシー・ケリー |
ローダ・ペンマーク | パティ・マコーマック |
リロイ(アパート清掃員) | ヘンリー・ジョーンズ |
デイグル夫人 | アイリーン・ヘッカート |
モニカ(アパートの大家) | イヴリン・ヴァーデン |
ケネス・ペンマーク(父) | ウィリアム・ホッパー |