のちに『シシリアの恋人』(1969)など、マフィア映画を多く手掛けるダミアーノ・ダミアーニ監督による西部劇。
1910年代のメキシコを舞台に、政府の輸送車を襲い武器を革命軍へと売りつける山賊ゲリラのボス、チュンチョと、ある思惑を抱えてその仲間に加わるアメリカ人ビルの関係を描きます。
チュンチョ役を演じるのは『荒野の用心棒』(1964)、『夕陽のガンマン』(1965)で悪役を務めたジャン・マリア・ヴォロンテ。
本作でも、その悪役然とした立ち振る舞いで山賊ゲリラのボス役を好演しています。
ビル役を務めるのは『ポケットの中の握り拳』(1965)でブレイクを果たしたルー・カステル。
青年でありながらもゲリラたちの間で存在感を放つカリスマ性を見せつけており、ヴォロンテとは異なる魅力を発揮しています。
メキシコ革命を背景に、二人の見せる人間関係に注目な一作です。
放送情報
群盗荒野を裂く【字幕】BS103 BSプレミアム
2021/3/21(日) 04:46-06:45
作品概要
原題:Quién sabe?1966/イタリア 上映時間118分
スタッフ
監督 | ダミアーノ・ダミアーニ |
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製作 | ビアンコ・マニーニ |
脚本 | サルヴァトーレ・ラウラーニ |
撮影 | アントニオ・セッキ |
美術 | セルジオ・カネヴァリ |
衣装 | マリル・カルテニー |
編集 | レナート・シンキニ |
音楽 | エンニオ・モリコーネ |
ルイス・バカロフ |
キャスト
役名 | 俳優 |
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エル・チュンチョ | ジャン・マリア・ヴォロンテ |
ビル・テイト | ルー・カステル |
エル・サント | クラウス・キンスキー |
アデリータ | マルティーヌ・ベズウィック |
フェレイラ | アルド・サンブレル |