放送情報
万引き家族BS103 BSプレミアム
2020/12/14(月) 13:00-14:58
作品概要
2018/日本 上映時間120分監督:是枝裕和
製作:石原隆、依田巽、中江康人
脚本:是枝裕和
撮影:近藤龍人
美術:三ツ松けいこ
衣装:黒澤和子
編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林
ストーリー
東京の片隅。治(リリー・フランキー)と妻の信代(安藤サクラ)、息子の祥太(城桧吏)、治の老母・初枝(樹木希林)、信代の妹・亜紀(松岡茉優)の5人家族はボロ屋で生活を送っていた彼らは、初枝の年金を生活費に充てる一方、足りないものは家族ぐるみで万引きをすることによって得ていた。
そんなある日、治は近所の団地で幼い女の子ゆり(佐々木みゆ)を見つける。
冬の寒さもあったことから、見かねた治はゆりを家に連れ帰り家族として迎え入れることとした。
しかし、それはやがて家族を引き裂く事態へと繋がっていくこととなる。
注目ポイント
○日本の貧困問題にメスを入れたストーリー!○日本の名優が作り出す世界観!
○犯罪を犯すしかなかった家族の切ない運命!
コメント
『海よりもまだ深く』(2016)や『三度目の殺人』(2017)などを手掛け、本作の後には『真実』(2019)でハリウッドにも大きな影響を与えた是枝裕和監督による作品です。是枝監督がそれまで取り扱ってきたテーマ「家族」を中心に、貧困であることが不幸なのか、貧困が犯罪をもたらすのかなど、日本社会にメスを入れた内容は高く評価されています。
その評価の高さは日本内に留まらず、海外ではカンヌ国際映画祭(第71回)でパルムドールを受賞、ゴールデングローブ賞(第76回)、アカデミー賞(第91回)では外国語映画賞にノミネートされるなど、大きな躍進を見せました。
是枝監督作の常連リリー・フランキーや、ベテラン俳優樹木希林、是枝作品初主演となる安藤サクラらの作品を象徴するかのような演技にも注目です。